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おひとりさまの未来は受け入れた― 手に入れたいのは、3000万円・マンション・わんことの日々

「お金を貯める=預金」しか知らなかった私の頭をガツーンと殴り、インデックス投信積立を始めるきっかけになった名著「投資の大原則」前編

かくして、「貯金ゼロの30歳って激やばパースン」と気づいた私は、先取貯蓄をしていたわけだが、運用はしていなかった。
※預金に置くことも広義では運用だが、0.02%というナメくさった金利では、ただ安全に置いておくだけの機関であろう、銀行は。
 
そんなある日、何かお金を増やす方法はないものかと、書店を歩いていて――出会ってしまったのだこの本「投資の大原則」(バートン・マンキール、チャールズ・エリス著)に。どうして手に取ったか覚えていないが、ここに書いてあることは、“大革命”だった。
結論から言うと、インデックス投信を積立りゃいいんだな! ということをあの手この手で明解に解き明かしてくれた本だ、入門として、マインドセットを作るのにも非常に良著と思う。

実際に手に取ってほしいので、ここでは印象的だったことと、かいつまんで何が書いてあるかを紹介していく。 
 
冒頭は、“ちょっとした意思があれば”お金を貯められるという例として挙げられる、皿洗いの女性のエピソード。質素な暮らしで、亡くなるころには25万ドルを築いていたという話だ。もうここから心をぐっと掴まれた。
 
そして、第一章では、シンプルだが実に力強い、ただただ収入より、支出を抑える【節約】の意義と極意が書かれている。
<一部を要約して紹介すると……>
〇カードローンはだめ絶対
〇節約はダイエットと同じ、切り詰めて悲壮感たっぷりじゃなく(そうは書いてない、菜々子訳)ゴールをイメージして、理性的に楽しく
〇住宅ローンはオッケ
 
そして第二章は、ついにもっともシンプルで力強い投資法としての、インデックス・ファンドが登場する。
〇一般的に言えばアクティブ運用よりパフォーマンスがいい
(ほとんどの個人投資家に、株式市場の平均以上にいい成績を出すことはできない)
(インデックスファンドは、アクティブファンドに勝ち続ける)
 
とにかく、アクティブファンドでは市場にある企業まんべんなく投資する企業には勝てないという様々な統計が。
(唯一例外はウォーレン・バフェット)お金を育てる先としてのインデックス・ファンドが唯一の正解であることがよくわかる。
 
 
さて、後編は次の記事で。